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What happened to my brain? 高次脳機能障害のおやぢから
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キャリアブレインというネットニュースからの引用です。

http://news.cabrain.net/article/newsId/27258.html
20100419-1.jpg 
国際治療教育研究所は4月17、18の両日、「高次脳機能障害 脳損傷リハビリテーション・セミナー」を東京都内で開催した。セミナーには言語聴覚士や作業療法士など約240人が参加。講演した英グラスゴー大応用神経心理学のジョン・エヴァンス教授は、患者の問題を把握するために「フォーミュレーション」を作成して患者と共有し、患者中心のゴール設定を行うといったリハビリでのさまざまなアプローチを紹介した。
 

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昨年1年かけて「脳外傷友の会 高志」に密着して富山大学の高橋さんが
高次脳機能障害についての卒論をまとめ上げられました。

おやぢもインタビュー?を受けたのですが、私のような当事者の他、
(論文中Dさんとして
家族や研修会等への聞き取りや参加を通して高次脳機能障害の難しさ
当事者・家族の悩み・苦しみ等の苦悩、社会的認知度の低さ等々を
現状から解決すべき課題に至るまでを論文で発表していただきました。

その論文が、卒業後の今回Web上で公開され以下から読む事が出来ます。

「富山大学人文学部人文学科社会文化コース 社会学 教育・研究分野」
http://www.hmt.u-toyama.ac.jp/socio/shakai.htm
ホームページ左上の「研究室」というページに入り、「卒業論文・修士論文ライブラリ」
という項目をクリックすると2009年度分の卒論を読む事が出来ます。

高橋友里子「障害と障害者との向き合い方のかたちー高次脳機能障害者の語りを通してー」
が題になります。
卒論なのでものすご~く長い文章ですが、最後までお読み頂ければ幸いです

 


 

「もう一度学びたい」、高次脳機能障害

から復学…和歌山大・西村さん

20100409-596870-1-N.jpg
ノートテイカーの学生と一緒に授業を

受ける西村さん(中央、和歌山大で)

高次脳機能障害 運転希望者に病院協力
教習所と連携、適否探る(2010年2月23日 読売新聞)

「運転9か条」を手に、患者と話す酒井さん(岡山県玉野市の患者宅で) 
脳の損傷により、時には日常活動に支障が出る「高次脳機能障害」。退院後の生活再建に必要な
自動車の運転を控えなければならない患者も多い。患者支援を目指し、病院や自動車教習所などが
連携し、運転の適否を探る取り組みが進んでいる。


注意事項9か条
 岡山県玉野市で会社を経営する田中浩一さん(仮名)(60)宅の、食卓に張ってあった
「運転9か条」が今年初め、2年ぶりに外された。

 田中さんは2007年、脳こうそくで倒れ、「高次脳機能障害」と診断された。9か条を
作成したのは、入院先の岡山旭東病院(岡山市)でリハビリを担当した作業療法士、
酒井英顕さん(29)。退院後、「再びハンドルを握りたい」と、自動車教習所や県の
運転免許センターに通い、運転適性検査や実技指導を受ける田中さんに同行。
そこで受けた助言などを参考に、子供が通る道はスピードを控える、自分中心の運転をしない
など、田中さんの症状に合わせて注意事項をまとめた。

 家族が同乗しながら、少しずつ運転の機会を増やしてきたが、一人で運転しても大丈夫
かなと、家族が思えるようになってきたため、9か条からの卒業にこぎつけた。田中さん
は、「運転には自信があったが、適性検査の結果や教習所の指導で、より注意が必要だと
感じた。運転ができない生活は考えられなかったし、仕事をすることがリハビリにもなる」
と振り返る。

不安抱える患者
 岡山旭東病院では、入院患者のうち7割が自宅復帰し、そのうち8割が再び運転するこ
とを考えている。野間博光リハビリテーション課長は、「高次脳機能障害があっても、歩
けたり運動機能に問題がないと、周りからはなかなか病状を理解してもらえないことが多
い。特に復職と運転再開に力を入れている」と話す。11人いる作業療法士のうち3人を
運転担当にし、患者家族、運転免許センターとも連携する仕組みを作り、試行を続けてい
る。

 酒井さんは「病気の後に運転できるかどうか、患者も家族も不安に思っている。運転を
再開するにしても断念するにしても、自分がどういう状況にあるかを客観的に調べてもら
った上で、最後は患者・家族が判断できるように情報提供するのが仕事です」と話す。

 高次脳機能障害と診断されても、運転免許更新の際に明確な基準があるわけではないが、
県の自動車運転免許センターでは年20件前後、田中さんに類似した相談を受け付けてい
る。県警運転免許課の池田浩己主幹は、「運転適性検査の結果からだけでは適否は判断で
きない。まずは相談者らがどうしたいのかの判断をした上で、相談にきてほしい」と話し
ている。

血流センサー活用
 運転機能を判定するため、昭和大学東病院(東京都品川区)では、患者の頭にセンサー
を付け、脳血流を測定する機械を使っている。医師や作業療法士らが、複数の検査結果を
踏まえた注意点などを助言する。

 「運転と認知機能研究会」世話人代表で、昭和大の三村將・准教授(精神医学)は「病
気によって運転にどんな影響が出るか異なり、病院での検査はあくまで運転が大丈夫かど
うかの目安。安全性に問題のある患者は運転を再開する前に、自動車教習所などで実車で
評価をするのが望ましい」と話している。


 ◆運転と認知機能研究会(http://cogdrive.org/

 ◆認知症高齢者の自動車運転については、国立長寿医療センターの荒井由美子部長が監
修した「家族介護者の支援マニュアル」(http://www.nils.go.jp/department/dgp/index-dgp-j.htm
)が参考になる。


高次脳機能障害
 脳卒中などの病気や事故で、脳に損傷を受けた場合に起きる。うまく話せなかったり、
新しいことが覚えられなかったり、怒りっぽくやる気が出なかったりなどの症状が見られ
る。症状を自覚しにくい上、見た目ではわかりにくいため「見えない障害」とも言われる。
リハビリなどの支援が必要な患者は全国に約6万8000人おり、毎年約2800人が発
症するとの推計がある。

 




軽度外傷性脳損傷 “静かなる流行病”対策急げ
公明新聞:2010年2月23日

日本では“心の病”扱いも
画像診断で「異常なし」患者でも賠償受けられず
石橋徹医師の講演(要旨)から

     
 “静かなる流行病”として世界的に重大な関心が寄せられている「軽度外傷性脳損傷(MTBI)」。日本国内にも多くの患者が潜在していると推定されるが、この病気は現在、国内でほとんど注目されていない。MTBIに詳しい「軽度外傷性脳損傷」(金原出版社刊)の著者、石橋徹医師(湖南病院=茨城県下妻市=院長)が17日、公明党の厚生労働部会でMTBIの現状と課題について講演した要旨を紹介する。

 MTBIとは、脳で情報伝達を担う神経線維(軸索)が、交通事故、転倒、スポーツなどで頭部に衝撃を受けて損傷し発症する病気である。

 症状は多彩である。高次脳機能障害を起こすと、記憶力、理解力、注意・集中力などが低下する。手足の動きや感覚が鈍くなる。また視野が狭くなる。においや味が分からなくなる。耳も聞こえにくくなる。排尿や排便にも支障をきたす。重症では車椅子、寝たきりの生活となる。これらの症状は、事故後すぐに現れないことがあり注意深い経過観察が必要となる。

 大部分のMTBIは、3カ月から1年で回復する。しかし、1割前後は1年経っても症状が遷延し(長引き)、一生涯、後遺症に苦しむ。

 MTBIは世界が関心を持つ“文明病”である。世界保健機関(WHO)は2007年、外傷性脳損傷(TBI)に関する勧告文の中で「外傷性脳損傷という静かな、そして無視されている流行病に対して、全世界で闘いを組織しよう」と呼び掛けている。WHOによれば、外傷性脳損傷(軽度のほか中等度、重度も含む)は世界で毎年1000万人が罹り、10万人当たりの発生頻度が150~300人という。その9割がMTBIである。WHOは、TBIが20年には世界第3位の疾患になると予測している。

 米疾病対策センター(CDC)の03年のMTBIに関する連邦議会報告書によれば、米国では毎年150万人がTBIに罹り、5万人が死亡、8万から9万人が後遺障がい者となり、その累計数は米国人口の2%に当たる530万人に達するという。この数は米国のアルツハイマー病患者数に匹敵する。米国ではTBIは公衆衛生学上の重要課題として認識され、1996年に外傷性脳損傷法が制定された。

 最近では、アフガニスタンやイラクの戦地から帰還した米兵の中に、爆風の衝撃などでMTBI患者が多発しているため、オバマ大統領はMTBIを軍医療上の重要課題と認めて対策強化策を打ち出した。

診断基準の浸透が必要

 日本では「外傷性頚部症候群(鞭打ち症)」と診断された中にMTBIが多く見られるが、MTBIと気付かれることがない。全国20を超す都道府県から193人のMTBI患者が私のもとを訪れたが、日本にはMTBIの診断基準がなく、またWHOの基準が浸透していないため、全員、別の病気と「診断」されていた。世界には現在10万件を超えるMTBIの論文があり、容易にアクセス可能である。世界の動向に関心を向けていただきたい。

 日本の医療現場では、CT、MRIなどの画像診断が重視される。ところが、MTBIでは軸索と共に近くを走る血管が損傷されて出血が起こらないと、通常のMRIでは脳病変が画像に出ない。出血巣も時間が経つと吸収される。だから、MTBIの軸索損傷が必ず画像に出ると考えるのは誤りである。

 現在、MTBIの多くの患者が軸索損傷に由来する数々の臨床症状を認めながら、画像診断で「異常なし」とされて、MTBIという脳の病気が心の病にされている。そのために、自賠責や労災で脳の症状と事故との因果関係が認定されず、正当な賠償や補償を受けられずに困窮している。放置できない問題である。



 

 

本日(1/11)付けの毎日新聞に政府が障害者定義を見直す旨の作業に入るとの記事がありました。
http://mainichi.jp/select/today/news/20100111k0000m010108000c.html

障害者:政府が定義見直し 「社会の制約」考慮

 政府は、身体障害など「障害者」の定義について、抜本的な見直しに乗り出す。従来は個人の問題として心身の機能に注目する「医学モデル」だったが、社会参加を難しくしている社会の側の問題を重視し、必要な支援を把握する「社会モデル」への転換が狙い。「障がい者制度改革推進本部」(本部長・鳩山由紀夫首相)内に設置され、12日に初会合を開く「推進会議」で議論に入る。

 障害者については、障害者基本法で「身体障害、知的障害、精神障害があるため、日常生活または社会生活に制限を受ける者」と定める。さらに、身体障害者福祉法など障害ごとに福祉法令があり、それに基づき障害者自立支援法や障害者雇用促進法などが運用されてきた。例えば身体障害では、視覚や聴覚、肢体のほか、腎臓や心臓の障害、HIVは対象だが、他の多くの内臓や免疫系などの障害は対象外だ。

 しかし、対象外の人でも社会参加が難しい例は少なくない。見直しでは、障害者は「社会参加に支援やサービスが必要な人」との考え方を基に、一人一人の経済状況や住環境などを踏まえて障害者として認定する定義のあり方を検討する。

 政府が07年に署名した国連障害者権利条約は障害者について、「障害のある人であって、さまざまな障壁との相互作用で、平等に完全に参加するのを妨げられる」状態などととらえる。日本は条約を批准していないが、鳩山首相は昨年12月の改革推進本部設置の際、批准へ向け法整備を急ぐよう指示した。

 見直しは、障害福祉だけでなく雇用や教育など国内法全体に影響する。「推進会議」メンバーで車椅子を使う尾上浩二・DPI日本会議事務局長は「障害を個人の問題でなく、移動や就労など参加を難しくしている社会の制約の面からみる。参加に必要な支援を促すもので、大きな転換となる」と指摘している。【野倉恵】

----------引用以上-----------------------------------------------

これは、先日(1/7)の障害者自立支援法の違憲訴訟を巡り、原告団、弁護団と長妻昭厚生労働相の3者合意を受けて今まで以上に踏み込んだ内容になるのではないでしょうか?

高次脳機能障害も対象に含まれる可能性が大ですが、現状では症状によって身体と精神に分かれているので高次脳という1つの括りにしてもらえないモノだろうか?と個人的には思います。

--------------1/7毎日より抜粋-----------------------------

障害福祉サービス利用の原則1割を障害者が負担する障害者自立支援法の違憲訴訟を巡り、原告団、弁護団と長妻昭厚生労働相の3者が7日午後、「基本合意」に調印した。合意は、支援法実施で障害者に悪影響をもたらしたことについて、政府が「心からの反省」を表明、同法廃止後、13年8月までの新制度制定に障害者が参画するなどの内容。全国14地裁で71人が「障害が重いほど負担も重い(応益負担の)法律は憲法違反」と国を訴えた裁判は終結へ向かい、施行後3年余りの障害者福祉法制を大きく転換させた。

 基本合意は、このほか、利用者負担や制度の谷間を作らないための障害の範囲見直しなどを、新法の論点とする▽来年度予算案にない低所得者の医療費負担を当面の重要課題とする▽基本合意の履行状況を確認するための原告団・弁護団と国(厚労省)の定期協議の実施など。

--------------以上------------------------------------------------------

 

産経新聞(1月6日付)からこんな記事を見つけました

 

高次脳機能障害 武道に「技」あり 呼吸や姿勢整えるスタイルに効能

 交通事故などで大脳に損傷を受け、言葉や記憶に障害が生じる高次脳機能障害の人たちが武道に取り組み「頭がすっきりしてきた」「症状が軽くなった」と効果を実感する声が上がっている。医学的な裏付けはないが、専門家は「姿勢や呼吸など体の基本機能を整える武道のスタイルに、効能があるのかも」と推測している。

 東京都大田区の通信販売業、長谷川正さん(51)は平成15年、車にはねられ頭を強打。慣れ親しんだはずの道や電車の乗り換えに迷うようになり、簡単な計算もできなくなって16年、高次脳機能障害と診断された。

 17年に小学生の長男と一緒に空手教室に通い始め、週1回のけいこに励むうち、師範の形をまねして手足を動かせるようになった。頭の中で物事を整理できるようにもなってきた。長谷川さんは「すべてが完全にはよくならないけど、よくなる手掛かりをつかんだような気がする」と話す。

 国立成育医療センター(東京)の橋本圭司リハビリ科医長は「高次脳機能障害のリハビリは、いきなり記憶や言語の訓練から始めるより、呼吸や姿勢などを整えることが大切。武道は理にかなったリハビリ法だ」と評価している。

------------引用以上---------------------------------------------------

ある意味、形から入る?って事なのかな・・・でも、武道か

フィットネスクラブ程度ではダメでしょうかね


 


平成22年度厚生労働省予算案の主要事項がHPに公表されました。
http://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/10syokan/index.html

主要事項の中でも高次脳機能障害が触れられていますが
厚労省予算27兆5千億円の内、高次脳に直接関わる金額は
たった?1200万円(前年1300万円)
さらに前年より減額されているし

詳しくはHPの
Ⅲ 主要事項(PDF:1,015KB)の中の

第6 障害者支援の総合的な推進

 1 利用者負担の軽減(新規) 107億円
 2 障害福祉サービス等による障害者支援の推進 1兆904億円(9,671億円)
 3 精神医療の質の向上、地域移行支援などの精神障害者施策の推進等 282億円(265億円)
と来て、高次脳は発達障害の中で書かれています。

 4 発達障害者等支援施策の推進 7.5億円(8.8億円)
  (1) 発達障害者の地域支援体制の確立 2億円(2.2億円)
  (2)発達障害者の支援手法の開発や普及啓発の着実な実施 5.4億円(6.5億円)
  (3)高次脳機能障害者の支援体制の確立 12百万円(13百万円)
 
何故?発達障害の中には前に聞いているのでそれなりに理解しているつもりですが
金額に関しては見ていて寂しくなりますね・・・他と一桁も二桁も違うし



 

12月26日付けの読売新聞に
新障害者支援制度議論の現状について
解説してあったのでスキャンしてみました。


3648d3c6.JPG








94fd537f.JPG








↑クリックすると読める程度に拡大されます。

民主党は
「難病や発達障害、高次脳機能障害なども対象に含め制度の谷間をなくす」
と言っている様なので期待・・・どうでしょう



高次脳機能障害 患者の1割、画像所見得られず 医師調査

----------12月24日付毎日新聞記事からの引用です--------------------------------


交通事故などで頭部を強打した際に起きる外傷性脳損傷(TBI)による高次脳機能障害と診断された患者の約1割が、磁気共鳴画像化装置(MRI)などの画像診断でも脳内の損傷が発見できないことが大阪府高槻市の山口研一郎医師(脳神経外科)の調査で分かった。厚生労働省の調査でも、高次脳機能障害患者の15%は有効な画像所見が得られていない。労災認定や自賠責保険の審査は画像を重視しており、患者団体は「実態に即していない」と訴えている。

 高次脳機能障害は、脳内に特異な損傷を負った軽度外傷性脳損傷(MTBI)の主要な症状。山口医師は09年6月までの10年間、関西地方を中心に約2000人を診察し、20道府県の581人を高次脳機能障害と診断。このうち、TBIは340人(58・5%)で、ほぼ全員を画像診断したところ、39人(11.5%)は脳内の損傷を示す画像所見が得られなかった。ただ、交通事故などで記憶障害などがあるため、山口医師は2~3カ月間、日常生活の状況や症状、知能検査を精査し、高次脳機能障害と確定診断した。

 地方拠点病院などの高次脳機能障害の患者を対象にした厚労省のモデル事業報告(04年)でも画像検査した281人中42人(15%)は有効な画像所見が得られなかった。ところが、労災や自賠責の認定基準は高次脳機能障害で異常を示す画像所見がない場合、ほとんど認められない。山口医師は「画像所見がすべてと考えるのは誤りだ」と話している。

529e7c91.JPG


12月13日(日)付けの毎日新聞記事からの引用ですが
おやぢの場合はこの軽度脳損傷の分類になるのかな?と
思っています・・・。

---------------------------------------------------

軽度脳損傷:国内で162人を確認 WHO基準で初調査

 交通事故や転落などで脳に特異な損傷を負う軽度外傷性脳損傷(MTBI)と診断され
た人が少なくとも、20都道府県で162人(3~76歳)いることが分かった。湖南病
院(茨城県下妻市)の石橋徹医師らが世界保健機関(WHO)の基準に照らして国内で初
めて調べた。MTBI自体が国内で認知されていないため救済措置がなく、労災や自賠責
保険の認定基準も適用されない。

 石橋医師(整形外科)は05年春から約8000人を神経系の眼科、耳鼻科などの医師
とともに診断した結果、162人が(1)負傷直後の意識障害の有無(2)その程度を点
数化した指標(GCS)--で判断するMTBIのWHO基準を満たした。該当者は、磁
気共鳴画像化装置(MRI)などで脳内の損傷が映りにくい特徴がある。

 原因別では、交通事故の125人(77%)が最も多く、高所転落11人▽落下物10
人▽転倒9人▽スポーツ外傷4人▽暴力3人。症状別では、記憶・注意力などが低下する
高次脳機能障害85人▽脳神経まひに由来するとみられる身体的障害(嗅覚(きゅうかく)
54人、視覚68人、味覚66人、聴覚・平衡感覚68人、嚥下(えんげ)68人)▽筋
力低下などの身体まひ138人▽排尿排便障害63人=以上重複あり。

 米国には患者を支援する外傷性脳損傷(TBI)法がある。米疾病対策センター(CD
C)の報告(03年)によると、年150万人がTBIと診断され、うち75%がMTB
Iとされる。高次脳機能障害に詳しい大阪府高槻市の山口研一郎医師(脳神経外科)によ
ると、国内のTBI患者は推定で約30万人いる。【宍戸護】

 ◇軽度外傷性脳損傷(MTBI)
 頭部に物理的な力が加わり起きた急性の脳損傷を外傷性脳損傷(TBI)と呼ぶ。程度
に応じて軽度、中等度、重度に分類されるが、国内では軽度の概念がない。欧米では7~
9割が軽度とされ、そのうちの1割が慢性化するとされる。原因は、脳の複数の神経線維
が傷ついたびまん性軸索損傷と考えられている。米国では、イラクなどの戦場で爆弾攻撃
を受けて重傷を負った帰還兵の52%がTBIと診断された調査結果がある。

-----以上----------------------------------------------

http://mainichi.jp/select/science/news/20091213k0000m040101000c.html


 

10月4日に開催された
脳外傷友の会第9回全国大会in広島

私は参加しなかったのですが”高志”からは
当事者・家族併せて13名の参加者でした。
また、高次脳機能障害支援センターからも
コーディネーター2名参加して頂きました。

以下は当日、採択された大会アピールと
地元新聞(中国新聞)からの抜粋です。
昨年の事故以降、治療後療養というかリハビリと言う事で無職たらーっ(汗)
もっとも、職に就こうとしても1時間働いて30分休憩させてくれる
そんな職場なんて無いですよねあせあせ(飛び散る汗)

そんなおやぢを見て、高次脳の会の方から
ブラブラしてるんやったらこんなボランティアはどう?
とある障害者作業所を紹介されました。

今日の午後から、高次脳機能障害支援センター主催の
家族会があって2時間弱の話を聞いてきました。

その中で、今まで特に気にも留めずに使っていた
高次脳機能障害って言葉にも立場によって
多少定義が違っていることを聞いてきました。
そう言えば・・・定義の違いを分かったことで
今まで多少疑問に感じていたことも納得できたかな?
って感じで帰ってきたおやぢでス。
今日の毎日新聞朝刊(富山地域版)に「後天性脳損傷の子をもつ親の会設立へ」として
高志の会員さんの経緯や後天性脳損傷、高次脳機能障害への支援を訴えた記事が載りました。
脳外傷友の会 高志の名も掲載されています。

http://mainichi.jp/area/toyama/news/20090626ddlk16040593000c.html

リンク切れも有るので↓↓↓
「高志」の会員さんの手作り小物展示会の様子が
6月14日付北日本新聞に掲載されました。


(↑クリックで拡大します)

展示会場の甘味処”京”の詳細は
http://www.toyama-town.com/mypage/ty036278/

様々な種類のお茶と甘味を楽しみながら
作品を鑑賞されては如何ですか?
おやぢも時間を作って見に行こうっと


  衝撃告白!大山のぶ代、記憶障害だった

  ニュースでご存じの方も多いと思いますが
  ドラえもんの声でお馴染みの大山のぶ代さんが
  脳梗塞から復帰されたとの記事。

  この中で高次脳機能障害かな?と思われる
  症状が書かれてありました。

以下は、サンスポから記事の抜粋です。
 
 JR西日本の脱線事故で高次脳機能障害を
 負った女性が3年後のパラリンピック出場を
 目指し母娘で練習に取り組んでいます。

 以下、4月22日付産経新聞から

読売新聞に下記のような記事が書かれてありました。
最近は交通事故で高次脳機能障害が認められるのは
特段珍しい事ではないのですが23年前にはビックリです
(一審なので今後覆る可能性もありますが・・・)

  
 読まれた方も多いと思いますが
 4月10日(金)付けの北日本新聞で
 高志リハビリ病院の井上副院長の
 後遺症改善治療の成果が紹介されています。

 クリックすると何とか読めるくらいになります(^^;)
集中力と持続力維持を図るリハビリにの一環として
ミサンガでも作ってみようかと・・・でも、難しそうあせあせ(飛び散る汗)

ならばと・・・
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