10月4日に開催された
脳外傷友の会第9回全国大会in広島
私は参加しなかったのですが”高志”からは
当事者・家族併せて13名の参加者でした。
また、高次脳機能障害支援センターからも
コーディネーター2名参加して頂きました。
以下は当日、採択された大会アピールと
地元新聞(中国新聞)からの抜粋です。
http://kosi.blog.shinobi.jp/%E9%AB%98%E6%AC%A1%E8%84%B3%E6%A9%9F%E8%83%BD%E9%9A%9C%E5%AE%B3/%E8%84%B3%E5%A4%96%E5%82%B7%E5%8F%8B%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%AC%AC%EF%BC%99%E5%9B%9E%E5%85%A8%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E4%BC%9A%E6%8E%A1%E6%8A%9E%E3%82%A2%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%AB脳外傷友の会第9回全国大会採択アピール
脳外傷友の会第9回全国大会アピール
高次脳機能障害が社会問題化してすでに10年以上が経過し、モデル事業開始から9年が経過しています。支援事業は継続されているものの国としての財政面での支援は乏しいままです。
今年の夏、政権交代が実現し、「障害者自立支援法は廃止」され、障害者福祉制度の抜本的見直しへと大きな変革が予想されます。
このような激動の渦中において「高次脳機能障害への支援策」が現状のままで推移することがないよう、私たちは次の項目を、行政に強く要望するとともに、私たち自身の活動を更に強めていく必要があります。
ー行政に向けて要望する項目ー
① 「高次脳機能障害」を支援対象として法的な位置づけを行うことを強く要望しま
す。
②「高次脳機能障支援センター」への支援機能向上を強く要望します。
現在、全都道府県に設置が進められている支援拠点は人的、財政的に極め
て脆弱です。地域で生活している高次脳機能障がい者の継続的な支援体制
作りの一環として「高次脳機能障害支援センター」(常勤職員2名以上)への
移行を検討していただきたい。
③ 国として「高次脳機能障害支援センター」を設置してください。
高次脳機能障害の支援に関わる医療、福祉、行政などの関係者への普及啓
発には、継続的かつ最新の情報提供が不可欠です。高次脳機能障害に関す
る知見を集積し、全国にインターネットなどにより情報提供・普及啓発すること
を国として取り組んで下さい。
ー私たちの決意ー
日本脳外傷友の会は、今年度は2つの大きな事業を進めています。
1点目は、全国の当事者家族会員を対象とした「高次脳機能障がい者の生活実態調査」を実施しています。
2点目は、全国の支援拠点の支援コーディネーターの方たちの支援ネットワーク作り、支援力の向上に資するための調査研究にも取り組んでいます。
高次脳機能障がい者が住み慣れた地域で当たり前の生活をし、生きがいを持って生涯を全うできる仕組みを作るためには「あきらめない」「ねばり強い」活動が求められています。
全国の皆さんと共に手を携え、英知を結集して邁進して行くことをここ世界遺産の地宮島の前にて誓います。
平成21年10月4日
広島県廿日市市 脳外傷友の会第9回全国大会参加者一同
脳外傷友の会が全国シンポ
2009年10月5日(月)14:00
(中国新聞)
高次脳機能障害者と家族が集う「脳外傷友の会全国大会inひろしま」が4日、廿日市市宮島口西のホテルであった。体験を報告して障害への理解を呼び掛けた。
脳外傷友の会広島が主催し、全国から約530人が参加した。シンポジウムでは、広島市佐伯区八幡東の契約社員大岩登さん(42)と島根県斐川町の会社員佐藤雄一さん(27)が、事故などで障害を受けてから現在までの苦悩や心の変化を語った。
大岩さんは職場でのミスや苦労話を交えて「人の力を借りることは恥ずかしいことではない」と強調。障害を自覚し、隠さないことの大切さを話した。5月に結婚した佐藤さんも「幸せになることをあきらめないでください」と訴えた。
県立広島大コミュニケーション障害学科の本多留美准教授は「一人で暮らせるための支援を地域で提供するシステムづくりが課題」と提言した。
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