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HN:沙織(父)
回想録:その5
まだ心の整理がつかないうちに退院の話になり
それはそれで嬉しい事?なのですが
いてもしゃ~ないと追い出された?
怪我(外傷)自体は奇跡的に肋骨の骨折程度
だったので特に治療もなく安静第一で
(胸は手足のようにギブスもなく湿布程度)
頭に溜まった水?もこれまた自然に
体内に吸収されるのを待つだけ
(もし増えるようなら頭蓋骨に穴を開けて排出すると
記憶の方もこれと言った治療法もないので
まぁ~ぶっちゃけ、いい加減お引き取り下さいと
仕方ないと言えばそうなんだけれど
おやぢ的には家の記憶もないし何処にいても同じ
退院前に家族が自宅の写真を撮って
病室に持ってきてくれました
が・・・全く見覚えがない
自宅付近の風景も思い出さない
そんな思いとは関係なく退院の日
予想通り自宅に帰っても旅館にでもいる感じで
お尻が落ち着かない
「何時も座っていたお父さんの指定席だよ」
と言われてもな~
他にも困ったのが思い出した記憶が
箇条書きと言うか映像じゃなくて
紙に書いたデータ?みたいな感じ 。
これは以前書いた
「形があっても中身がない状態」で
箇条書きで書かれた事なんてたかが知れている
内容でしかないでしょう(データ量も少ないし)
でも、話をすればそんなに問題なく話が続くので
事故を知らない人には分からないと思う。
ところで
・全く見ず知らずの看護師さんといる病院
・家族といる家庭
普通は家庭を取ると思うのですが
記憶がない状態では自分を知っている人と
一緒にいるのが辛い
知らない人に囲まれている方が
安心というか気が楽なんです
自分は相手の事を全く知らないのに相手はよく知っている。
そう考えるとついつい
↑逃げちゃっているんですかね?やっぱ
|これは今でも同じで近所の人や知り合いに会うのが怖い
退院して数日は、 さ~頑張って社会復帰するぞ
と意気込んでいたのですが段々とやる気が薄れていき
集中力もなくなり 無気力を絵に描いたような日々を過ごし
トイレに行く為にコタツから出るのにも 「さあ~出るぞ!!」
と声に出して自分に言い聞かせないと出るに出られ無い始末。
そんなこんなで自分が情けなくり ますます負の連鎖が・・・