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HN:沙織(父)
回想録:その7
この日は夫婦で診察に臨んだのですが
「検査には問題ないから、とりあえず様子を見てよ」
とあっさりバイバイされちゃいました。
医学的に問題がないのなら気持ちの持ちようかな?
そう思って、がっくりと診察室を出たのですが
出た所の待合室に一枚のポスターが・・・
そのポスターに
高次脳機能障害とは?とあり
記憶障害・注意障害・遂行機能障害・社会的行動障害など
特有の障害についての簡単な説明と共に相談窓口として
富山県高次脳機能障害支援センターの連絡先が。
夫婦してポスターを読んでみると
全てじゃないですが幾つか当てはまります。
しかし・・・
T市民病院でも市立T総合病院でも高次脳機能障害に
ついては全く聞いていなかった(多分)ので違うかな?
と思いつつダメ元で支援センター連絡してみました。
支援センターでは親切に相談にのってもらい
専門医から各種検査や診断を受ける事ができ
家族会も教えて貰いました。
↑富山脳外傷友の会『高志』
事故から半年たって支援センターの支援を得て
昨年末から「高志」の皆さんとも知り合う事が出来ました。
支援センターや「高志」は当事者は勿論ですが
特に家族の支えにもなっていると実感しています。
妻の心もこれらの方々に出会わなければ
今頃壊れていたかも・・・
富山の難病等に関わってきた経験などから
患者会の重要さは十分理解していたはずですが
自分がいざ!当事者になってみると紹介されても
中々参加へ踏み切り事が出来ない・・・
参加したセミナーで会長さんから声をかけていただき
必死で話す妻(同じ境遇の方と話せたのは初めて)
それを見て患者会の役割と言うか存在を改めて感じ
自分一人が悩んでいる訳じゃない事に
やっと気付いたりして・・・遅すぎですね
新しい事を憶えられなかったりしても
当事者としてはそんなに困る事もないし
ぶっちゃけどうでも良いかな?と思っていたのですよ。
でも、妻を見ていると
当事者本人は良いけれども周りの人が困る・・・
そんな事がやっと理解できてきた今日この頃です