回想録:プロローグ
眩しさに目を開けると・・・幾つもの光源とのぞき込む白衣の人々。
ん~・・・ここは何処じゃ
それより頭が痛い
胸も痛い
足も痛い
何だか分かんないけど体中が痛い
http://kosi.blog.shinobi.jp/%E5%9B%9E%E6%83%B3%E9%8C%B2%EF%BC%9A%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%8B%E3%82%89%EF%BD%9E/%E5%9B%9E%E6%83%B3%E9%8C%B2%EF%BC%9A%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B0回想録:プロローグ
「さんちゃ~ん・・・分かりますか?」と声をかけられるが
俺がさんちゃん?
・
・
・
・
・
聞かれている事は理解できるけど
俺がさんちゃんか
どうでも良いわ。それより頭が痛い
検査しますのでと言われ、数人が声を合わせて
「1・2・3 はい!」でストレッチャーに移される。
CT他の検査から戻ってまた名前を聞かれる。
住所は?年は?どうしたのですか?
との連続攻撃に
よく分からん
名字だけ、市名までは答えた様な気がしますが
年は分からんしどうしたのでしょう?とこっちが聞きたい
そんな事より頭が!体が痛い
治療室からHCUに移されて唸っていると
看護士さんが「もうすぐ家族の方がおいでますよ」と。
そう言われても家族
自分の事さえよく分からないのに・・・。
それに頭も体も痛いので、本心はどうでも良かったけれど
やって来た三人組は
老女・中年の女性・青年と・・・。
見覚えはないけど、いかにも
祖母(母親)・妻そして息子だと(苦笑)
勿論、名前も分からないし
何度も書くようにそんな事はどうでも良かった
「明日、また来るから」と言って帰って行った家族と
今思えば、ちゃんと会話が成り立っていたのか
不思議~。
最初に・・・
回想録の日付は1月1日からになっていますが、実際に書いているのは3月になってからです。
また1日分を数日かけて書いていますし、思い出した事なども順次書き足してページを増やしていきます。
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