10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
HN:沙織(父)
23年前の交通事故が原因で脳に傷を負い、記憶力低下などの後遺症が残ったとして、東京都内の女性と母親が、事故の相手方に損害賠償を求めた訴訟の判決が16日、東京地裁であった。
八木一洋裁判長は「事故による後遺症が認められる」と述べ、事故の相手方に約2300万円の賠償を命じた。判決によると、女性は中学生だった1986年、自転車に乗って栃木県内の交差点を通過中に、出合い頭に自動車と衝突し頭蓋骨骨折などの大けがを負った。その後、疲れやすく、記憶力が低下するなどの症状が出たが、自動車損害賠償責任保険の審査では、事故と症状の因果関係が認められなかった。
訴訟で被告側は、「原告は事故後、有名大学に進学しており、障害は回復している」と主張したが、判決は、「本人の努力で大学合格を果たしたが、事故後の高校・大学時代は寝ていることが多く、現在は整理整頓ができなくなっている」と指摘。医師の診断などから、事故で脳機能障害を発症したと認定した。