以前
「ぷれジョブ」
「ぷれジョブスタート」
として紹介したぷれジョブが開始されて1年経ちその間の様子が
7月25日付の北日本新聞に紹介されていました。
記事の中にも触れてありますが
8月12日、ぷれジョブを発案した西幸代さん(岡山県)を招いた講演会が開かれるようです。
問い合わせは高岡市手をつなぐ育成会、電話0766(21)7877。
-----------以下引用--------------------------------------------------
http://kosi.blog.shinobi.jp/welfare/%E2%80%9D%E3%81%B7%E3%82%8C%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%96%E2%80%9D%E9%96%8B%E5%A7%8B1%E5%B9%B4”ぷれジョブ”開始1年
障害児働く喜び 高岡・「ぷれジョブ」開始1年
2011年07月25日 01:37
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ジョブサポーターから教わりながらパンフレットに価格表を挟む仕事に挑戦する東君(右)
=ホンダカーズ北陸高岡横田店
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障害のある子どもが地域の企業や店で長期間にわたって仕事を体験する県内初の「ぷれジョブ」が高岡市でスタートしてから、来月でちょうど1年を迎える。現在は小学6年から高校1年までの3人が、サポーターに見守られながら自動車ディーラーや飲食店などで働いている。社会への第一歩を踏み出した子どもたちは、週1回、1時間の仕事を通して自信をつけ、働く喜びを肌で感じている。 (社会部・中田真紀)
7月中旬の夕方、ホンダカーズ北陸高岡横田店(高岡市千石町)に、知的障害のある高岡支援学校中等部2年、東伊織(いおり)君(14)が徒歩で“出勤”した。この日、任されたのは価格表を半分に折ってパンフレットに挟む仕事。端と端をきれいに合わせるのに最初は手間取ったが、付き添いのジョブサポーターから教わりながら作業を続けるうち、次第にうまく折れるようになった。予定より早く終わったため45分で終了。東君は「難しかったけど、楽しかった」と充実した表情を見せた。
■人間関係学ぶ
ぷれジョブは多くの人と触れ合う機会をつくるため、半年ごとに職場を替えるルールがある。東君にとってこの店は2カ所目だ。父の隆之さん(39)は「これからもこの地域で暮らしていく息子にとって、顔見知りが一人でも増えるのは心強い」と話す。
職場体験を通じて、子どもたちは達成感や働く喜びを味わうだけでなく、あいさつや時間を守ることの大切さ、人付き合いを学ぶ。福祉関係者らでつくる「ぷれジョブたかおか」(竹川慎吾代表)の事務局を務める浅野高子さんは「知的障害や発達障害の人が社会に出ると、人間関係でつまずき離職するケースが多い。多くの人と出会えるぷれジョブは、人との付き合いを経験できるいい機会」と語る。
■け入れ少なく
2年目の課題は受け入れ先の確保だ。竹川代表らが企業を訪ねて開拓に努めているが、「前例がない」と断られるケースも多いという。
業務用食品スーパー「グルメプラザ・マルシン高岡店」(高岡市五福町)はことし3月まで発達障害の男子児童を受け入れた。男児は客に元気よくあいさつできる半面、飽きっぽい面があったことから、担当の新谷麻乃さん(48)は男児に合わせて仕事の仕方を工夫。途中で飽きないよう、値段のシール貼りや袋詰めなどさまざまな作業を提案すると、男児は集中して取り組むようになった。新谷さんは「生き生きと働く姿を見て、仕事はお金を得るためだけではないと教わった。ほかの企業でも一度は受け入れてほしい」と話す。
ぷれジョブの認知度は県内で少しずつ高まっており、砺波や氷見でも導入を検討する動きが広がっている。他市町村の保護者からも「うちの子にもさせたい」という声が上がっている。竹川代表は「ぷれジョブを通して子どもたちが成長するとともに、障害者への理解が深まる地域になってほしい」と県内各地で広がることを期待している。
ぷれジョブたかおかは8月12日、ぷれジョブを発案した西幸代さん(岡山県)を招いた講演会を開く。問い合わせは高岡市手をつなぐ育成会、電話0766(21)7877。
◆ぷれジョブ◆
障害児が小学校高学年から高校まで毎週1回の職場体験を通して、多くの住民と出会い、人間関係を築いていく取り組み。障害児が学校を卒業後も地域で生きていけるようにと、岡山県倉敷市の中学校教諭が発案した。2003年から始まり、全国に広がっている。高岡市では福祉関係者らが昨年6月に「ぷれジョブたかおか」を設立し、8月に第1号となる男児が活動を始めた。
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