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日本脳外傷第13回全国大会参加記 Part-3 からの続き-
日本脳外傷友の会 第13 回全国大会in おおいた アピール
ここ大分の地で、九州で初めての全国大会が開催できましたことは、大変意義深いことで、ご協力いただきました各位のご尽力に深く感謝いたします。
障害者就労支援、障害者スポーツ発祥の地として全国に知られた「太陽の家」が存在する大分。 今後も、高次脳機能障害者支援の拠点として、九州のみならず、全国に先進的支援情報を発信してくださるよう期待しています。
障害者施策のエポック年となると期待される今年、障害者差別解消法の成立、雇用促進法の改正等、国内法制の整備がされ、国連障害者の権利条約批准は目前に迫っていると期待されています。
東日本大震災・原発事故等の復興も進まない現状の中、少子高齢化の進展は待ったなしであり、社会保障の在り方が、論議されていますが、すべての人々が、共に生きる社会を実現するための施策は、一層の充実が望まれます。
高次脳機能障害に関する支援普及事業は今年度新たに、その他関連障害等の文字が加えられ、失語症等、情報コミュニケーションに困難のある方々への支援を含むとされました。
従来から私たちが訴えてきた小児高次脳機能障害問題、身体障害を伴う重度脳損傷問題、さらに画像所見で診断が困難なMTBI 問題等、広汎にわたる脳損傷問題が存在します。介護者亡き後の問題も早急に取り組まなければなりません。
以下の点について集中して取り組みましょう。
<国や自治体に対して> 1、 高次脳機能障害支援事業の恒久的施策化を要望します。 支援事業においては、とりわけ就労支援の拡大と充実、小児高次脳機能障害支援の拡大、
自立のための生活支援事業の整備、グループホームの整備・拡大に取り組んでください。
2、 臨床心理士の国家資格化と診療報酬への連動を要望します。 高次脳機能障害者・家族の支援のために臨床心理士の役割は欠かせません。心理士の国家資格化
を推進することで、高次脳機能障害支援が充実することを期待します。
<我々は> 3、 ピアサポートを含む相談活動を充実し、本人活動の活発化を図ります。 4、 自動車事故被害者救済事業を含め、各種事故・疾病予防にかかわる活動と連携し、脳を 守る運動を推進します。 以上、地域の支援者、多くの障害者団体とともに力を合わせて運動を推進することを確認し、
本大会におけるアピールとします。
平成25 年9 月28 日日本脳外傷友の会第13回全国大会in おおいた参加者一同
昨年、富山で開催し裏方作業を体験しただけに大分の方々の苦労を思うと
感謝の念に堪えない素晴らしい内容の全国大会でしたm(__)m
以上で、参加記終了。
長々ありがとうございました
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