先日来、
読売新聞のyomiDr.「医療大全」で『見えない脳外傷』と題して記事が連載されています。
4回目の今日の記事を読んで考えた事というか自分に置き換えてどうなんだろう?と思う事が・・・
以下、記事の一部から
体に大きなけがはなく、頭部のCT(コンピューター断層撮影法)検査でも異常はなかったため、すぐに仕事に復帰。しかし事故以来、ひどい頭痛に加え、抑うつや意欲低下、倦怠感などに苦しんだ。集中力を維持できずにボーッとしてしまい、看護記録を書くのに何時間もかかるようになった。
「事故のショックではないか」と考え、精神科を受診。生死にかかわる恐怖体験が引き金で起こる心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、カウンセリングや、抗不安薬などの薬物治療を受け始めた。
この辺がぴったり一致してるような気が・・・しています。
おやぢの場合、崖を車で転落したのですがどうも転がり落ちたのではなくて
ポ~ンと宙を舞って言うか←図のような感じらしいです。
なので事故時の記憶は当然無いのですが・・・川底に落ちるまで意識は多分あったわけで
そのことを想像するのも何ですが、やはり想像してしまう
------------想像は深く考えたくも無いので略
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今までそんな事は思っていなかったのですが(不思議ですが)記憶が飛んだりPTSDですか?
そうなってもおかしくはないな~と・・・
http://kosi.blog.shinobi.jp/%E9%AB%98%E6%AC%A1%E8%84%B3%E6%A9%9F%E8%83%BD%E9%9A%9C%E5%AE%B3/%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84%E8%84%B3%E5%A4%96%E5%82%B7%EF%BC%88%E8%AA%AD%E5%A3%B2%E6%96%B0%E8%81%9E%EF%BC%89見えない脳外傷(読売新聞)
記事に書かれた患者さんは、結局脳下垂体が傷ついていたようです。
今後の参考に記事を全文引用しておきます。
下垂体機能の低下について説明する高橋裕さん(神戸大学病院で)
東京都の30歳代の看護師A子さんは2004年、バイクで訪問看護に行く途中、車にはねられ、頭を道路で強く打った。
体に大きなけがはなく、頭部のCT(コンピューター断層撮影法)検査でも異常はなかったため、すぐに仕事に復帰。しかし事故以来、ひどい頭痛に加え、抑うつや意欲低下、倦怠感などに苦しんだ。集中力を維持できずにボーッとしてしまい、看護記録を書くのに何時間もかかるようになった。
「事故のショックではないか」と考え、精神科を受診。生死にかかわる恐怖体験が引き金で起こる心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、カウンセリングや、抗不安薬などの薬物治療を受け始めた。
ところが精神的な症状は一向に改善せず、看護の仕事を続けられなくなった。事故から2年後、A子さんは軽度外傷性脳損傷と診断された。今も症状に悩まされている。
軽度の脳損傷で、抑うつや集中力低下、気分の激しい変動などが表れることがある。しかし、画像検査で異常がないと、PTSDやうつ病などと診断されることが少なくない。理由は十分には解明されていないが、脳下垂体が傷つくと、ホルモンの分泌が減少し、意欲低下などにつながることがわかっている。
神戸大病院糖尿病・内分泌内科講師の高橋裕さんは「下垂体は脳の下部にぶら下がっているため、頭部に衝撃を受けると激しく揺さぶられ、損傷しやすい」と指摘する。
兵庫県の40歳代の大工の男性は、2階の屋根から転落して以来、意欲低下や倦怠感で仕事ができなくなった。精神科などを何か所も回ったが改善せず、同大病院を受診。血液検査などで、下垂体の働きが低下していることがわかった。下垂体ホルモンの刺激で分泌される甲状腺ホルモンなどを薬で補う治療のおかげで、症状は回復した。
下垂体が関係するホルモンは多くあるが、「外傷による脳損傷では、成長ホルモンが低下するケースが目立つ」(高橋さん)という。この場合、患者が毎日、成長ホルモンの自己注射を続ける必要がある。下垂体機能低下症が09年に国の難病(特定疾患)指定を受けたことで、治療費の患者負担は軽減された。
高橋さんは「事故をきっかけに精神的な不調が続く場合は、内分泌科で下垂体の詳しい検査を受けてほしい」と話す。
(2010年8月4日 読売新聞)
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